2024.11.26

「健康保険証がなくなる」と聞いて驚かれた方も多いのではないでしょうか。

医療機関で欠かせないこの保険証が、近い将来、廃止される予定です。働く皆さんや、これから就職を目指す方々にとって、この変更はどのような影響があるのでしょうか？

派遣社員や就労支援を受ける方が安心して新しい仕組みに対応できるよう、分かりやすく情報をお届けします！

 

1. 健康保険証がなくなる背景

近年、デジタル化が急速に進む中、行政でも「効率化」や「利便性向上」を目的とした改革が進められています。健康保険証の廃止はその一環で、今後は マイナンバーカード に統合されることが決まりました。

 

2. いつから使えなくなるの？

健康保険証の廃止は、2024年秋 から順次スタートする予定です。ただし、経過措置として一定期間は従来の健康保険証も利用できる場合があります。詳細なスケジュールについては、厚生労働省や市区町村からのお知らせを随時確認することが重要です。

 

3. 新しい仕組み：マイナンバーカードでの医療機関利用

健康保険証の代わりに使用するのが「マイナンバーカード」。これには保険証機能が追加され、医療機関での利用が可能になります。新しい仕組みのメリットは以下の通りです：

• 保険証を持ち歩く必要がなくなる
• 自己負担限度額の即時反映
• 健康診断や薬剤情報の管理が簡単に

ただし、デメリットとして「カードの紛失リスク」や「対応医療機関の確認が必要」といった点もあります。

 

4. 私たちが準備するべきこと

変更に伴い、次の準備をしておきましょう：

1. マイナンバーカードを取得する
   まだカードを持っていない方は、市区町村の窓口で申請を行いましょう。
2. 保険証利用登録を行う
   マイナンバーカードに保険証機能を追加する手続きが必要です。マイナポータルで簡単に登録できます。
3. 医療機関の対応状況を確認
   マイナンバーカードが利用できる医療機関が増えてきていますが、すべての施設で対応しているわけではありません。事前に確認しておくと安心です。

 

ただし、マイナンバーカードの取得が必須になるわけではありません。

マイナンバーカードを取得しない場合でも、医療機関で保険を利用するための「資格確認書」を発行してもらうことができます。これは、市区町村の窓口で申請が必要です。ただし、手間や発行に時間がかかる可能性があるため、早めに準備しておくことをおすすめします。

 

健康保険証の廃止は、働く人々の生活に大きな影響を与える可能性があります。しかし、事前に情報をキャッチし、適切な準備を行えば安心です。

HMSでは、新制度への対応を全面的にサポートしていますので、不安なことがあればお気軽にご相談ください。私たちと一緒に、新しい仕組みを前向きに活用していきましょう！

 

 

 

 

 

 

【この記事を書いた人】

私は株式会社HMSの福祉部門で職業指導員を務めています。

かつては事務職中心に働いていましたが、人を支援する仕事に深く興味を持ち、キャリアチェンジを決意。

現在は、就労移行支援事業所ディーキャリア福島オフィスで、障がいや困難を抱える方々が自分らしく働けるよう、サポートをしています。利用者の一歩一歩に寄り添い、目標達成に向けて共に進むことにやりがいを感じています。福祉業界での新しい挑戦を通じて、より多くの人に笑顔を届けることを目指しています。